Calender

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

Categories

Archives

Recent Entries

Recent Comment

w closet×JUGEM

-

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2016.12.04 Sunday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

ショートストーリー

時雨桜

 こんにちわー

今回も5レンジャーです。

お仕事話ですよ。

設定とかガン無視していきましょう。

春ということで桜です。

あいつらの武器の効果がわからないのでてきとーに。

どうなるか話もまとまってないのでgdるかも。

それでもいいなら続きからどうぞー
 ー待ってます・・・ー



「おー、だいぶ暖かくなってきたなー。もう春かー。」

晴れ渡った空を見上げてつぶやいたのはこの話の主人公の紅牙。

月は4月となりいつもよりも遅咲きの桜の木を見上げる。

ちらほらと咲き始めてるもののまだ満開ではない。

「これ咲いたら花見酒って洒落込みたいねー。」

「うん。でも残念。月見酒であがりー。」

「なんだとう!!?」

「残ねーん。これで3連勝♪」

「ちくしょー・・・咲羅!!もう一回だ!!!」

「いいよー?それだけこの蒼太お手製の三色団子が私のものになるだけだし♪」

この二人が今何をしてるのかというと花札で蒼太お手製の三色団子を賭けて縁側で勝負をしているのだ。

「咲羅ー、そろそろ仕事じゃない?」

「菊和!!あと一勝負で紅牙の団子が全て私のになるの!!」

「いや、ここから俺が巻き返すんだ!!」

「帰ってからすれば・・・?」

ということでおあずけをくらい、咲羅は舞台の仕事へと出かけた。

「ちぇー、暇んなったなー。」

なので久々に三味線をひっつかんで外へ出かけた。



寒い長い冬がようやく明け、町も春の賑わいだ。

店には春限定のモノが置かれ主に女の人が群がっている。

「女って限定モノに弱いよなー・・・」

そんなことをつぶやきながらそれを横目に通りすぎる。

「どうせなら桜の下で演奏してえなー・・・」

そんなこんなでさがしていると少し町から離れた街道にでた。

そこに立派な枝垂れ桜があった。

「お、いいじゃん。結構咲いてるし人もそこそこにいるし。」

そこで三味線を取り出し、弦を弾いた。


収穫は結構なものだった。

「思ったより集まったなー。帰りに桜餅でも買っていくかー。」

そうして三味線をつかもうとした時ふいに後ろから声がかかった。

『あの、もし。』

「ん?」

振り返ると長い髪をゆるく上半分だけくくった薄い紅色の着物を着た綺麗な女の人が立っていた。

『・・・やはり、見えるのですね?』

「とういうことは姉ちゃん幽霊か。」

『・・・・私はほのか、といいます。実は探して欲しい人がいるのです。』

「おうおう、唐突だな。まぁいいぜ。どんなやつだ?」

『髪が少し茶色くて、長い髪を高いところでくくってる侍です。』

「そんなの山のようにいるぜ・・・?もっとわかりやすい特徴ねぇか?」

『・・・・・笛。笛を持っているはずです。薄い紅色の。』

「笛、ねぇ・・・。わかった。とりあえず探してみるよ。」

『ありがとう・・・ございます・・・・。』

そう言って頭を下げたほのかという女の霊は消えた。



「笛・・・か・・・。」

帰り道はもう日も暮れてだいぶ人が減ってきた。

「いねぇな・・・。」

「何がー?」

いきなり後ろから声がかかったので振り返ると咲羅がいた。どうやら仕事帰りのようだ。

「うん?それがなー・・・」

桜の木の下にいた女の話をすると、咲羅は目を輝かせた。

「それってそれってぇ、もしかして生前の恋人とか!!?」

「あー・・・それは聞かなかったな・・・。」

「いやいや、絶対恋人だって!!!」

目をそれはもうきらっきらさせて咲羅は言った。

「紅牙、それ私も手伝うよ!!」





帰ってから他の3人にも手伝ってもらうよう頼み、次の日から捜索が始まった。




ー・・・・・そして三日目。

「見つからないねぇー・・・」

「見つからないなー・・・・」

今日は咲羅と紅牙しか動けない。

他の3人は別に仕事が入り行けないということだった。

「そういえば私そのほのかさんに会ってないな・・・・。」

「そういやそうだなー・・・。会いに行くかー。」

今日は曇りで今にも雨が降りそうなので傘を二本持って出かけることにした。

「街道の桜かー。確かにおっきい枝垂桜があったねー。」

「何だ知ってんのか。」

「うん。前に地元のおじいちゃんから聞いたんだけど、あそこには妖がいるんだって。」

「妖?」

「そうそう。昔々その桜の下に捨てられた赤ちゃんがいたんだって。でもある春の雨の日に亡くなって妖になったって話。だから気になって見に行ったけど何もいなかった。」

「へぇ・・・。!!?」

ばっと振り返る。

「どしたの紅牙?」

「いたぞ咲羅・・・先に行っててくれ」

「わかった。」



その男はすたすたと歩いて止まった。

「あんた、俺を探してるっつーやつか。」

「ほのかっていう女を知ってるならそうだろうな。」

そう言った瞬間白い光が煌いた。

「・・・・・っ!!」

男が振り返りざまに刀をなぎ払ったのだ。

それをすれすれのところでかわし男と距離をとる。

「お前・・・ほのかを知ってるのか・・・・」

すごい形相で紅牙をにらめつける男の懐には薄い紅色の笛がちらついていた。

「そう睨むな。俺はな、そのほのかにお前を探してくれと頼まれたんだ。」

「なん・・・・だと・・・・・?」

男は構えをといたが刀は納めない。

「街道の枝垂桜の下。」

「!!」



そして雨が降り出した。




「ほのかさーん」

枝垂桜に向かって呼ぶと、すぅっと木の陰から出てきた。

『あの・・・あなたは・・・?』

「私は咲羅。紅牙にあなたのことを聞いて、私も協力したいなーと思って♪」

『あの方は紅牙という名前なのですね。』

「え、あいつ名乗ってなかったの・・・。まあいいや。で、あなたが探してる人ってあなたのいい人?」

ものすごく期待した目で問うのでほのかはすこし驚いていたが、次の瞬間くすりと笑った。

『いいえ、あの人は・・・・・』

その時だった。

「仄香!!!!」

声のしたほうを振り向くと茶色の長い髪を束ねた男が走ってきた。

その後ろから紅牙も走ってくる。

『明兄さま・・・・・!!!』

「え?」

咲羅がぽかんとして二人を見比べた。

「兄・・・・・さ・・ま・・・・・?」

「仄香!!どこにいる!!」

「そこにいるぜ。」

しかし明には見えない。

「・・・・・やはり、死んだのか・・・・あの妖のせで・・・・!!!」

『違う!!違うの兄さま!!!!』

しかしその声は明には届かない。

「おい、違うって仄香が・・・・」

「違うものか!!!あいつが・・・あいつが!!!」

そう言って枝垂桜を見上げて叫んだ!!!!

「出て来い妖!!!!俺の恨みを晴らさせろ!!!!!」

するとあたりの妖気が増した。

そして桜から薄絹のかぶった妖が降りてきた。

薄絹で顔は見えない。

「出たな化け物め・・・!!!よくも仄香を・・・・!!!!」

そう言って明はその妖に斬りかかった。

しかしそれは妖には届かない。

「おい、落ち着けって!!」

紅牙の言葉も無視してもう一度斬りかかる。

しかし妖の姿はゆらりと消えて仄香のほうへ移動した。

「ちょろちょろと・・・・・!!!!失せろ!!!」

「やめろ!!!!!」

きぃんっと刀がぶつかる音が響いた。

「ちょっと落ち着け。それにそこには仄香もいるぜ。ちったぁ妹の声も聞けバカ兄貴がよ。」

「・・・・・・っ!!!」

興奮して赤くなった顔をゆがめて明は刀を落とした。

「おい咲羅。扇持ってるよな?」

「あたりまえ!!」

そう言って紅牙は三味線を、咲羅は扇を取り出した。

そして音色にあわせて咲羅が踊りだす。

「何を・・・・」

すると空気が変わり、何かがみえてくる。

目の前に懐かしい顔が。

「仄・・・・・香・・・・・」

「兄さま・・・・。」

「仄香・・・!!!!」

そうして明は仄香を掻き抱いた。

「仄香・・・・!!!どうして・・・・どうして・・・・・!!!」

「兄さま、私は恋をしたのです。この桜の妖さまに。」

「!?」

「ある春の雨の日、ちょうど今日のような日でした。私はこの桜の下で泣く赤子を見つけたのです。見ていてあまりにも哀れだったので傘をさしてやったのです。次の日あまりにも気になったので行ったのですがいなくて。また次の日は雨で、見に行ったら少し大きくなって少年の姿をしておりました。しかしまた傘もなく濡れていたので傘をさしてあげました。それから雨の日だけこの妖さまは現れるようになったのです。しかし、桜が散っていく度に妖さまの姿は薄くなりました。それがあまりにも寂しくて切なくて。そして気づいたのです。私はこの妖さまに恋をしたのだと。」

「だから・・・・死んだのか・・・・・・」

すると仄香は首を横に振った。

「いいえ、あれは本当に桜が終わる頃・・・白と赤の着物を着た男がこの妖を刀で斬ろうとしたのです。それをかばって・・・・・。」

「・・・・・・・・・・っ!!!!」

涙であふれる目を見開いて仄香をみつめた。

「そして意識が朦朧として、私は死ぬんだと思ったのです。そしたらこの妖さまが助けてくれたのです。生き返らせれはできないけど私のそばにいてくれ、と。」

ずっと黙って顔を見せない妖を仰いだが、彼はただ寡黙に聞いていた。

「そう・・・・だったのか・・・・。」

「今までずっと探しておりました・・・兄さま・・・・。会えて・・・良かった・・・!!」

仄香は目に涙をためて言った。

「実は今年で最後だったのです・・・ここにいられるのが・・・。」

「どうして・・・・」

「今までこの桜の力で留まれていたけど、この桜ももう寿命なのです。だから別の場所に移らなければならないのです。」

「どこに・・・・・」

しかし仄香は首を横に振り微笑んだ。

「それはわからない・・・・。でも私は幸せなのです兄さま。好きな方のそばにいられて、兄さまに会えて。私は本当に・・・本当に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






そしてさぁ・・・・と雨の音が戻った。

「話はできたみたいだな・・・。」

「あんまり時間もたなくてごめんね・・・」

「いや、ありがとう・・・・・・・。妹は、幸せだと。そう言った。それだけで十分だ・・・。」

「明さん、仄香さん、最後に明さんの笛聴きたいって。」

「・・・・そうか・・・・。」

『良ければお二人の三味線と舞もお願いします。』

「「了解!!」」




そして雨の中笛と三味線の音とそれにあわせて舞う傘の舞。

それを愛おしそうにながめていた二人は雨が上がるとともに姿を消した。




『ありがとう、明兄さま・・・・』




「あー、そろそろ桜が満開だし花見酒したいなー。」

「そうねー。あ、赤たんいっこもーらいっ」

「あ、てめ・・・」

その時表で声がした。

客のようだ。

「ごめんください。」

「はいはい・・・・っと、あんたさんか。」

玄関には明が立っていた。

「先日はありがとう。あんた達のおかげで妹に会えた。」

「いやいや。で、今日はどうした?」

「旅に出ようと思って。いろんな地に行って笛を吹いてまわろうと思ってな。そしたらいつでも妹は気づいてくれる。俺はまだあの妖にあやまってないしな。」

「そうか・・・・そりゃいいこった。気をつけてな。」

「ああ。またここに来たら俺と一曲つきあってくれや。そこの舞い手さんも。」

「もちろん!!」

「じゃ、世話になった。ありがとう。」

「ああ。またな!」

「気をつけて!!」







その後花札の続きをした紅牙は見事に花見酒でやっと咲羅に勝ち彼女に酒をおごらせたのであった。






END




  • 2011.04.04 Monday
  • 22:11

-

スポンサーサイト

  • 2016.12.04 Sunday
  • 22:11
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

Comment
Send Comment








   
この記事のトラックバックURL
Trackback