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  • 2016.12.04 Sunday
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ショートストーリー

続きっぽいの

 続いた。

一応前回が前編、今回は中編になりました。

不意にも後編に続きます。

終われなかった・・・!!!

それでは中編どうぞー
 「本当にいい女だったなぁ・・・」

「そうですねー、お頭ー」

月明かりだけの広い部屋に二つの影。

お頭と呼ばれた男は立ち上がり、月明かりが射すほうへと歩いた。

月明かりに照らされたその顔はいかにも悪のも顔、という感じだった。

ごついからだに黒いひげをたくわえた男は月を眺めて言った。

「あともう少しだ。」




「・・・・・・・・・・・・・・同行者って、お前か・・・?」

「はい。レベッカと言います。」

「まさか女の子とは思わなかったなー・・・・」

待ち合わせの場所に行くと、まだ十台半ばほどの少女がいた。

そしてその子が同行者だった。

アルフとレオンは若干びっくりはしたものの、次に聞かされた話しによって納得した。

「私は狙われている女性、モニカの妹です。姉は隣町の酒場で働いているんです。」

「なるほど。ならばそちらを先に捜索しよう。案内を頼めるかレベッカ。」

「はい。よろしくお願いします。」

まだ年端もいかない少女だが、しっかりしてるなーと思いつつ、アルフも二人についていった。

道中は馬での移動で、レベッカはアルフの馬に乗せた。

その間レベッカから姉のモニカのことについて聞くことができた。

彼女によると、モニカは21歳で去年から出稼ぎとして隣町の酒場で働いているらしい。

髪は長く、黒髪でひとつに結んでいるらしい。

瞳はエメラルドグリーンだそうだ。

「なるほどねー。しかし本当に姉妹か?話を聞く限りレベッカとは似ても似つかないな。」

「はい、異母姉妹なのです。私は父の再婚相手との娘ですから。」

「っはー、そうなんかー。・・・・・・・・・・・家族は好きか?」

「はい。義姉ですが、私は本当の姉と思っていますし、姉も私を本当の妹と思って接してくれてます。」

「そうかー。じゃあさっさと姉ちゃん見つけて帰るか!!」

「はい!!」

「・・・・・・見つけただけでは帰れんが・・・・・。」

ずっと黙って聞いていたレオンがぼそっと言った。





そんなことをしているうちに街へついた。

明け方に出発したので今は昼前。

時間帯もあるだろうが、とてもにぎやかだ。

「綺麗な街だなー」

アルフがもさもさと出店で買ったパンに穴のあいたチーズと生ハムをはさんだシンプルなサンドイッチを食べながらあたりを見回した。

「なんか、人身売買とか縁遠そうな街なのになー。」

「アルフさんはこの街ははじめてですか?」

レベッカが不思議そうにたずねた。

「んー、基本街内か遠征だからここは来ても通り過ぎるから意外に知らないんだよねー」

「じゃあレオンさんも?」

「俺は何度も来ている。」

「いつもアルフさんと一緒じゃないんですか?」

「今は基本的には仕事を一緒にしているが、昔こいつがいなかった時はここで働いていた。」

「レオンは同い年だが、一応上司なんだぜ。」

「そうなんですね!」

なんだかきらきらした目でレオンを見ている。

「で、その酒場は?」

レオンが話しを戻す。

「あ、はい。こちらです。」

案内されるにつれ、街の奥ばったところへ入っていく。

街の喧騒がしこし遠くなる。

だんだん細い道になり、いくつかの小さな階段を登ったところにその店はあった。

「ここです。」

奥ばった所ではあるが、そこに住んでいる人の憩いの場になっているようなあったかい店だ。

店の扉を開けるとからんころんとドアにかけてあった木製のベルが鳴る。

「いらっしゃ・・・ってレベッカ!?」

「お姉ちゃん!!」

レベッカは端ってモニカに抱きついた。

「モニカさん、ですね。私たちはアカデミーの者です。」

「・・・・・はい。奥の部屋へどうぞ。お話します。」

店の奥に入ると店長らしき人が座っている。

促されるままにソファに座る。

向かいには店長とモニカが暗い面持ちで座っている。

「早速ですが、モニカさん。あなたが人身売買されそうになっている理由を教えていただけますか。」

「・・・・はい。私は一度やつらに捕まったことがあるんです。街に出た時に。そして、私が気絶してる間にむりやり契約させられて・・・気づいたらこの店の前で倒れていたらしく、同時にこの手紙が・・・・。」

そう言って差し出された手紙には、高額をこの店に寄付するかわりにモニカをもらうという契約書で、血印が押されている。

「この血印はモニカさんの・・・・?」

アルフが聞くとモニカは青い顔をしてうなずいた。

「はい・・・・。気絶している間に無理やり押さされたんだと思います。実際に指に切り傷が・・・。」

そう言ってモニカは指の傷を見せた。

白い肌なのでその傷は直りかけではあったが目だった。

「・・・・なるほど。その賊が貴女のために各地で強盗をしているんです。彼らのアジトに心あたりは・・・?」

「それなら私が。」

ずっと黙って聞いていた店長の男が真剣な面持ちで地図を広げた。

「これはここ一帯の地図です。私もこの事件をきっかけに信頼できる客にいろいろ聞いたのです。するとこの廃墟に出入りしているのを見たという情報がいくつかありました。」

そう言ってさされた場所は街のはずれだった。

「ありがとうございます。この事件は私たちにお任せください。」

「はい・・・!ありがとうございます・・・・!」

そうして調査が始まった。





「・・・・・お頭ー。お頭ー?」

「なんだ!!!うっせぇぞエリアス!!」

「あー、そこにいましたかお頭ー。あともう少しで金額が揃うみたいですよー。」

「本当か!!」

「はい。・・・・・・ですが、ちょっと気になることも。」

「何だ。」

エリアスと呼ばれた男は笑みを浮かべ楽しそうに言った。

「それがですね、アカデミーに捕まったやつが吐いたみたいで、アカデミーのやつがこの街をかぎつけたようなんですよね」

「なんだと!!?・・・・・やっぱあの時あのまま女を捕らえていた方が良かったんじゃないかエリアス。」

「いえ、これが俺の狙いです。この件はアカデミーを脅すためにもなるんです。お頭の名が世にとどろくにもアカデミーが邪魔ですよね。ならばアカデミーを黙らせばいい。そのためには今回事を起こし、アカデミーに少数で動いてもらう必要があったんです。きっとやつらはすぐにここをかぎつける。で、来たところでこちらが逆に捕らえて人質にしてしまう。」

「・・・・・なるほど。しかし女はそれだとそうなる。」

「ご心配いりませんよお頭ー。今迎えをやっていますから。」

「そうか。よくやったエリアス。」

「まだ、成功してないですよ、お頭。」

「お前が今まで失敗などしたことないのは俺が一番知っている。」

エリアスは照れくさそうに前髪をいじりながらくすくすと笑っている。

「もうすぐだ・・・・・もうすぐ俺が裏の世界を制す・・・・!!」





続く・・・・・と思う。
  • 2011.12.29 Thursday
  • 21:13

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