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w closet×JUGEM

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  • 2016.12.04 Sunday
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ショートストーリー

オワレナカッタ・・・

終わらなかった・・・・・だと・・・・・・

無理だったよ。

なので後編の次は何になるんだ!?

え、エピローグ・・・・・?

これ終わるの?

おわれるの?

大丈夫なの?

とりあえずほぼクライマックスの後編どうぞー




 店の裏口の扉が静かにあいてレオンが入ってきた。

「お、お帰りーレオン。何してたんだ?」

「アカデミーに報告。調査期間を延ばしてもらった。あと調査隊も派遣するように要請はしたが・・・まぁ期待はしてない。」

ふーんと関心無さげにコーヒーをすする。

それを据わった目でレオンが見つめてくるのでアルフはにやっと笑ってコーヒーを掲げた

「なんだレオン、コーヒーほしかったか?」

ものすごく楽しそうににやにやと笑いながらレオンのに向かってコーヒーの入ったカップをゆらす。

レオンは不愉快そうな顔をしてアルフを睨んだ。

「いらん。」

苛立ちを含んだ低い声で言い放ち、アルフの向かいに座りアルフの手にあるカップを睨む。

「だろうと思ってお前にはカフェオレをたのんどいた。砂糖はその入れ物の中ね。」

「・・・・・・・」

カフェオレに角砂糖をひょいひょい入れながら物言いたげな据わった目が、次はアルフに向けられていた。

「心配すんな、言ってねぇよ。」

アルフのからかう態度が気に食わなかったが、文句を言う気にもなれなかったので大量に砂糖の入ったカフェオレを飲むことにした。

そんなことをしているとレベッカとモニカがおいしそうなにおいとともにドアからやってきた。

「お二人とも、パンが焼けたのですがいかがですか?」

そう言ってモニカはかごを少し持ち上げる。

部屋には焼きたてのパンのおいしそうなにおいが立ち込めた。

「いただきます!!」

「ひとついただこう。」

そう言ってほくほくのパンをほおばる。

「おいしい!!」

「・・・・うまいな・・・」

めったに他人をほめることのないレオンがそういうのだからかなりのおいしさだ。

「実は実家がパン屋でして。」

「じゃあそこで働けばいいのに。」

アルフがそういうとモニカは困ったような笑みを浮かべて言った。

「私よりもレベッカの方がパン作りが上手でして。このパンもほとんどレベッカが作ったんです。」

そういわれてレベッカは照れくさそうにへへっと笑う。

「なので私は少しでも稼いで仕送りをしようと思って出稼ぎにきてるんです。」

「はるほほ」

最後の大きなひとかけらを口に含みながらもごごとしながらモニカを見た。

確かにモニカは美しい女性でレベッカの言うとおり長い黒髪を束ねている。

やさしそうな面持ちだが、どこか苛烈さをふくんでいるようにも見える。

そんなことを考えながらまじまじとモニカを見ているとレベッカがそれに気づいたらしく、アルフを小突いた。

「アルフさん、お姉ちゃんに惚れちゃったの?」

そこでパンが若干喉につまったので冷めかかったコーヒーを飲もうとして盛大にふいた。

「・・・げっほげほ・・げほっ・・・・いやいや、違う違う。確かに美人さんだけども。」

まったく年頃の娘は何を言い出すかわかったもんじゃない。

モニカは楽しそうにしながら時計を見て立ち上がった。

「さて、私はそろそろお店に出ますね。」

笑顔で部屋を出て行くモニカに無言でレオンが外に出た。

客のふりをして見張っておくのだろう。

アルフも行こうとしたらレベッカに上着のすそを引っ張られ、いきなり背後にかかった力に若干のけぞりつつ振り返った。

「なんだなんだ。」

「片付け手伝って!!」

「・・・・・・」

何故かレベッカの顔は輝いている。



台所にて片付けているとレベッカがちょと頬を赤らめてアルフをつついた。

「どーしたんだ。」

「ね、レオンさんって彼女とかいるの?」

まぁ薄々は気づいていたがなんともまぁ乙女の恋とは展開が速い。

そう思いつつ苦笑いしながら答えてやる。

「いねぇよー。」

「え!?あんなに綺麗な顔しているのに!?」

「あー、確かにあいつは容姿端麗だが・・・・性格がな・・・。」

「とてもクールで・・・・」

「素敵だってか?残念ながらあいつは女性嫌いでな。仕事以外では女性と話さないしつるまない。つるまれても冷たく接してあとは無視。」

そう言われてレベッカはとても悲しそうな顔をしたが、事実、そうなのだ。

一体あの顔と性格で何人の女を泣かせたのか皆目検討もつかない。

「ま、そんなに落ち込むな。世の中あいつよりいい男は山ほどい・・・」

そこで店の方から騒ぎ声が聞こえてきた。

「なんだ・・・!?」

持っていたまな板をレベッカに押し付けて部屋の入り口に立てかけていた剣をひっつかんで店へ向かった。

勢いよく扉を開いて店に入るとそこには倒れた客と、黒ずくめの人間が3人、そして気を失って黒ずくめに抱えられているモニカ、その前には苦虫を何十匹と噛み潰したような顔をしている相方がいた。

レオンの足元には愛用の二丁拳銃が無残に転がっている。

アルフが入ってきたのを見て、黒ずくめたちはモニカを抱えて外へ出ていった。

「待て!!」

その扉が閉まりきる前にアルフも飛び出す。

しかし、外には姿が見えなくなっていた。

「ちっ、すばやいこってぇ・・・」

苛立ちを隠せずにそう吐き捨てて店の扉を思い切り開けて、先ほどよりもひどい面持ちをして立っているレオンの胸ぐらをつかんだ。

「おい、てめぇ何してやがった。お得意の魔術はどうした・・・!!」

レオンは悔しそうにつぶやいた。

「魔法が・・・・使えなくなった・・・だと・・・?」

「・・・何だと・・・」

胸ぐらをつかむ手の力を緩める。

「何があった」



ー数分前ー

「レオンさん、コーヒーでもいかがです?」

「いや、結構。」

モニカの顔も見ずに店の入り口を睨み続けている。

少々あきれたようにレオンに水を差し出した。

「せめて何か飲んでるふりでもしてないと怪しいことこの上ないですよ。」

「・・・そうだな。感謝する。」

感情の見えない言葉を言い、コップに手をつけた。

それからしばらくして扉がすごい音を立てて勢いよく開いた

黒ずくめの人間が三人、店の中に向かって何かを投げつけた。

とっさに鼻と口を覆ったレオンは無事だったが、あちこちから何かが倒れる音がする。

煙で見えないが、店にいた人間がガスを吸って倒れたのだろう。

ガスを吸わないように注意を払いながらレオンは拳銃を手にして、入り口へと向かった。

ガスが流れて、敵が見えた瞬間拳銃で撃とうと構えた。

「おっと、撃つなよ。撃ったらこの女の命はねぇぜ。・・・・武器を捨てな。」

レオンは顔色一つ変えずに拳銃を捨てた。

拳銃を手放したところで魔法は使えるからだ。

モニカを傷つけないように、相手に気づかれないように魔術をだそうとした。しかし。

「・・・・!?」

何も起こらない。

「・・・・そうか、お前がアカデミーの奴だな。」

キッと黒ずくめを睨むが、何もできない。

そこにアルフが入ってきたのだった。



「・・・・・なるほど・・・。」

「何故魔術が使えなくなっているんだ・・・・」

「敵の使ったガスに何か入ってた・・?」

「わからんが、もうすぐ調査団が来るはずだ。そいつらにそれは任せる。とりあえず今から敵陣に乗り込むぞ。」

珍しくレオンがやる気だ。

それもそうだろう。十八番の魔術を何故か出せなくなり、目の前で敵を逃したのだ。

プライドの高いレオンがそれを許すわけがない。

「了解。」




夜。

敵がよく出入りしているという廃墟が見えてきた。

「あそこか。」

「見張りとかいないな。さそってやがるのか・・・・」

「まぁいいだろう。アルフ、正面からいくぞ。」

がちゃっと銃のセットをしながら言った。

その言葉には怒気と苛立ちが隠せない。

アルフはそれに苦笑しつつも了解、と短く答えた。

影から影へと移りながら廃墟の入り口へ入る。

扉はすでに廃れてなかったので入ったところで武器を闇に向かってかまえる。

しかし敵が襲ってくる気配はない。

「・・・・・妙だな。」

明かりはなく、月明かりが窓から差し込むのが唯一の光だった。

少し進むと廊下が見えてきた。

左側には窓、右側には二つ扉があり、奥に階段がある。

だいたいこのパターンは二階に頭がいる。

「待て、アルフ。」

静かにレオンはアルフを呼び止めた。

「ひとつ気になっていることがある。」

「奇遇だな。俺もだ。」

「・・・・ならいい。同じことだろうからな。」

めずらしくレオンがふっと笑う。

それにアルフも笑い返してから目の前の廊下を睨んだ。

「まずこれをどうにかする、だな。」

きっとこの扉の向こう、そして窓の向こうにも敵が潜んでいるだろう。

ここはちょっとかましてやろうとアルフはわざとらしく叫んだ。

「おい!!レオン!!早くしろよ!!」

そこでバンっと大きな音を立てて扉が開いた。

待ってましたと言わんばかりにアルフはにかっと笑い剣を構える

「かかったのはお前らだよ!!」

敵が扉と窓から飛び掛り、廊下を踏んだ瞬間その足は再び空へと返され、そのままもとの位置まで吹っ飛ぶ。

アルフはなぎ払った剣を振りかざし、勢いをつけて地面に突き刺し、剣を中心に地割れが発生し、そこから炎が勢いよく噴出す。

再び襲い掛かろうとしていた敵たちが炎に行く手をさえぎられ、とまどっている間にアルフとレオンは廊下を駆け抜けた。

廊下を駆け、階段を上がるとそこは薄暗い広い空間があった。

影でよくは見えないが、数十人の敵がいる気配がする。

そして、奥にはその頭とモニカがいるのだろう。

「かかれ!!」

野太い声が号令をかけ、潜んでいた敵が二人に飛び掛る。

アルフは涼しい顔をしたまま動かない。

その後ろから二丁拳銃を持ったレオンが飛んだ敵に向かって交互に弾を撃つ。

その弾は銃口から放たれると共に左右に拡散した。

それを確認してからアルフは前方へ走り、その勢いで抜刀し横一文字に払う。

斬りつけたところから炎が生まれ、敵が炎につつまれその場に倒れこむ。

その時奥から驚いたような小さな声がしたが、アルフはそれを気にする間もなくひっきりなしに攻めかかってくる敵を切り倒していった。

レオンも後方で援護しながら、階段からあがってくる煙を確認した。

煙が多くなり、もはや廃墟を焼き尽くすのも時間の問題となってきた。

アルフもそれに気づいたらしく、最後の数人であろう敵をいっきに切払った。

燃えた敵の炎が床や壁に燃え移り、少し前から頭とモニカの顔が照らし出されている。

予想外の二人の強さに少し驚きつつも笑っている頭の横で、縛られて身動きのできないモニカがおびえ助けを求めるような顔をしていた。

「使えぬやつらよ。」

にたぁと笑って大きな槌をゆっくりと構える。

「まったく、側近以外使い物にならん。」

「その側近さん、こんな時に限って留守なわけ?」

アルフが剣の先を頭に向けてたずねる。

頭はふんっと苛立たしげに鼻を鳴らしうなるように言った。

「お前らなぞに教えるか。」

まぁそらそうかと思いつつ二人は武器を構えなおす。

「いくぞっ」

アルフは床を蹴りつけて低姿勢でいっきに頭に向かって駆け、尽きを繰り出す。

頭は巨体に見合わぬ速さでそれをかわし槌を振り上げる。

レオンががら空きとなった頭のわき腹めがけて銃弾を打ち込んだが、それは頭の服を裂いたのみに終わった。

それもそのはず、彼の服の下の防弾着がレオンの銃弾をはじいたのだ。

ちっと舌打ちしたレオンを横目にアルフは低姿勢から伸び上がるように切っ先を頭の顔めがけて飛んだ。

防弾着ということは剣でも貫くのは難しい。

何度か斬りつければ防弾着を貫くことはできるが、早くしないと自分たちまで炎に囲まれてしまう。

こんなになるほど炎を使ったつもりはないのだが、どうやらどこかにアルコールや油があったのだろう。

顔をめがけて突き出された切っ先は頭の頬をかすめただけで、頭は後ろに飛びさがる。

槌は攻撃力こそ高いが、重さゆえにその動きは緩慢になる。

素早い攻撃が売りのアルフとレオンなので、相性が悪い。

焦げ臭いにおいがたちこめた部屋でしばらくのにらみ合いが続く。

炎の勢いも増している。

その場にいる人間の息があがり、汗が次から次へと頬やら額をつたう。

そして頭が槌をひきずるような体勢で走ってくる。

アルフはぎりぎりまでひきつけて横へ飛びのいた。

あの体勢からくりだされるのは振り上げだ。槌のリーチは把握した。少し遠くまでのけばあたらない。

しかし、それは確実にアルフをとらえた。

「な・・・・!?」

右わき腹に鈍痛がはしる。

そのまま宙に浮き壁に背中をうちつけ、うめき声を上げて床に落ちた。

あの巨体から繰り出された攻撃は予想以上に重く、一撃で意識が飛びそうになるほどだ。

朦朧とする意識の中でアルフは気づいた。

頭は先ほどよりも下の位置で持っている。

だからリーチが伸びたのだ。

動けないアルフを横目で確認し、次はレオンに向かっていく。

レオンは素早い動きで頭の直線上から移動する。

そうすれば攻撃がくることもない。

そう思った時だった。

あろうことか頭はレオンにむかって槌を投げつけた。

予想外の行動にレオンも対応できず、かわそうとしたが背中を直撃する。

「うぐっ・・・・」

衝撃で息がつまり、げほげほと苦しそうな咳をしてその場にうずくまる。

「ははは!!!これで私が世界を支配できるんだ!!」

両手を広げ、高笑いをする男をアルフは睨みながら剣を支えたった。

それを見とめた頭は右手でこぶしをつくりアルフに向かって歩き出した。

ふらつく足を叱咤しながら振り上げられたこぶしを剣で受けようと構えた。

しかしこぶしは振り上げられたまま動かない。

巨体は右手を掲げたまま横へ傾いだ。

どすんと大きな音をたてて倒れた頭は泡をふいてすでに事切れている。

そしてアルフの目の前には血塗られた短剣を持ったモニカがいた。

「・・・・やっぱり、あんたが黒幕かよ・・・・・。」

肩で息をしながらへへっと苦笑する。

「あら、気づいてたの?」

「あぁ・・・、レオンが魔法使えなくなったの、あんたのせいだろ・・・・」

「そうよ。昼間に出したパンに魔法を無効にする薬を入れたのだけど・・・どうしてあなたは炎が使えたのかしら。」

本当に不思議そうな顔をしてアルフを見つめる。

その瞳には怪しげな色をやどしていた。

「よくわかんねぇが、この剣に最初から備わってんだよ。・・・・こいつのおかげでアカデミーに入ったようなもんだ。」

額に汗をにじませながら苦痛にゆがんだ顔を無理やり笑わせる。

「・・・・・・・へぇ・・・」

モニカは驚いた顔をし、剣を眺める。

「やはりお前を先に始末すべきだった。」

アルフたちより少し離れたところで倒れていたレオンはよろよろと立ち上がり銃口をモニカへと向ける。

お互いにモニカを疑い、注意を払いつつ戦っていたがまさか頭を殺すとは思わなかった。

「俺らはてっきりこいつらとグルだと思ったんだがな・・・・・なんにせよ、つかまってもらうぜ・・・・!!」

わき腹がずきずきと痛むが、気にもとめずモニカへ剣を構え、切りかかろうとした時。

二人の間に何かが割って入った。

明るい茶色い髪が炎に照らされ、赤く見える。

両手に剣を持った青年がアルフと向き合う。

「ありがとう、アカデミーの若い人。」

さわやかな笑顔でアルフに意味のわからない礼を言い、その笑顔のまま横で事切れている巨漢を見下ろした。

「頭も長年ありがとう。あなたが馬鹿でよかった。」

意味のわからないアルフとレオンは目を見張って笑顔の青年を見つめる。

その視線に気づいたのか青年はモニカの肩に手を置いて少々早口で語った。

「俺はエリアス。これの側近だった男だよ。」

これとは頭だろう。

「本当はあんたたちを捕らえるつもりだったんだけど・・・・そんなことしてたら俺たちまで死んじゃうからここは退散するとしよう。」

追いかけようとアルフとレオンは男に駆け寄ろうとしたが、魔術によって縫いとめられる。

「ありがとう、モニカ。」

「どういたしまして」

ふふっと笑うとモニカは二人をさげすむように見下した。

「冥土の土産に一つ教えてあげる。私たちは反政府組織。その行動をするためにお金かせぎをしてたの。この馬鹿な男を使ってね。」

今までのモニカからは想像できない妖艶な笑みを浮かべて話す彼女はとても楽しそうに、恨みをこめているように感じた。

「あなたのその剣、いただいていきますね。」

そう言ってエリアスが剣に触れようとした時

剣が大きく紅く光を放った。






  • 2012.01.06 Friday
  • 23:59

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  • 2016.12.04 Sunday
  • 23:59
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