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  • 2016.12.04 Sunday
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彩雲Contrast

彩雲Contrast 2時限目【すべての始まりの場】〜リメイク版〜

リメイク第二話。

前の話と少々変えております。

前に自分が書いた話をもとに

新たな話に仕立てております。

さあ、また新たな幕開けです。

 

 

2016.11.12追記および誤字修正

 

コーン…コーン…

鐘が、鳴った。




「よっしゃぁ!昼飯だぁ!!」
「教室で怒鳴るな、桜木遥斗!」
武術の部。
そこの有名人、桜木遥斗。
彼はただ教室で寝ていただけ。チャイムの音で目が覚めてだれよりも早く大声で叫んだ。

そんな彼に静止の一言を浴びせたのは教師だけだった。
周りの生徒は彼を遠巻きに見るだけ。
彼はまだクラスになじめてはいなかった。

いや、生徒たちが遠巻きにしていたのだ。
しかし遥斗は気にしていなかった。
――彼には、そんなことどうでもいいくらい、昼休みに楽しみがあったから。
先生の言葉も気にせず、彼は教室を勝手に抜け出て、廊下を駆けた。


「お待たせ〜!!」
遥斗が向かったのは4つの部が交わる広場。
遥斗が見つめる先には1人の黒髪眼鏡の少年。
「…誰も待っていない、お前をな。」
「うっわひっでぇ…。人を傷つけたら駄目なんだぞ、那津。」
那津と呼ばれたその少年は、本名を海早那津という。
彼が所属するは、知識の部。
彼はそこの部中でも群を抜いた優等生だったりする。
「お前が五月蝿いからだ。」
「うるさいって…ひどいな。俺だって気にするぞ。」
「ともかくお前は座れ。ただでさえ赤い髪で目立つんだからな。」
「…わかったよ。」
そういって遥斗が座ろうとしたとき―。
「そこぉ!校則違反ー!!」
女の声が聞こえてきた。
見るとそこには肩ぐらいまでの茶髪の少女。
そしてその声の主は遥斗に近付いていき…。
「ちょっと、遥斗。いい加減そのだらしなく着こなした服、どうにかしなさいよ!」
「いいじゃん別にさぁ…。」
「よくないわよ!ただでさえ遥斗は目立つのよ?!」
「お前もかよ…。俺意外と気にしてんだぞ、亜樹。」
亜樹と呼ばれた少女は、本名・月城亜樹。
魔術の部に所属する。
ちなみに彼女はこの学園の生活委員。
この学園でまじめすぎる生活委員と有名である。
「…赤い髪は地毛なんでしょ?赤い髪差し引いて、あんたは有名なのよ」
「乱れた服装にピアス、実技試験では一発ok。そんなやつが目立たないはずないでしょう」
「第一、髪色に関してはこの学園何も縛りがないのよ。いう必要もないわ。」
淡々と彼女が述べた。それは遥斗にとって気が休まった。
「…ありがとう。」
「お昼でしょ?一緒するわ。いいわよね、那津。」
亜樹は照れたのか、話を変えた。
突然ふられた那津は面倒くさそうな顔をして静かにいった。
「…好きにしろ。気にしない。」
「ありがとう。服しっかりしなさいよ、遥斗。」
彼女は抜け目ない。それに対し遥斗は気にせず適当に返す。
「へーへー。」
「…そういえばあいつはどうした…?」
那津がぽつりとつぶやく。
そうすると亜樹が辺りを見回していった。
「…あれ…じゃない…?」
亜樹が見る方向には一人の黒髪ポニーテール少女。
何もない空間を静かに見つめていた。
そして、ふ、と此方を見やって近付いてきた。
「…あそこに、いる、人。遥斗、に会いたい、って…。」
そういって遥斗に近付く。
「…お、おれ…?」
「そう。男か女か分かんない感じの人。」
「…今どこ?」
「私の、後ろ。」
そういわれたので彼女の後ろを見やると、そこには誰もいない。
あくまで亜樹と那津には。遥斗にはかすかに、見えた。入学から彼を見守っていた人影が。
「…ひょっとして、…アル…?」
「そう、いってた、名前。」
「芙由実には見えんだなぁ、アルが…。」
少女は芙由実と呼ばれた。
本名・雪倉芙由実という。
芙由実がとっているのは、陰陽術。
彼女は、陰陽術の中でも異例の人間。
本当に、霊が、みえるのだ。
そのため変人と言われていて、有名だ。
「…アルってヒト、最近、遥斗が話してくれないって、すねてる。」
そういわれてすねたのは遥斗だ。
「だって何故かみえねぇんだもん、最近…今日だって芙由美がいるから見えたけど…声は聞こえない。」
「ふむ…よく分からないが…とりあえずお昼ご飯を食べよう。」
那津が割って入ってきた。
それに便乗するように亜樹もいう。
「そうよ。食べましょ。幽霊の話は聞きたくないし。」
「…アルは幽霊じゃねぇよ…」
遥斗は静かにいった。亜樹は幽霊が苦手なようだ。
そんな3人(と見えない一人)を見て那津は静かに全員を促した。
「いい加減、…食べないか?」

そうして全員そろったのでご飯を食べ始めたのだった。

★★★★★

この各部の代表とも呼べる4人――

最強剣士、異端髪色、剣術の部・桜木遥斗。

天才学人、冷酷腹黒、知識の部・海早那津。

生真面目、生活委員、魔術の部・月城亜樹。

奇人変人、幽霊少女、陰陽術の部・雪倉芙由実。

奇妙な〈夢〉で。
〈運命〉に導かれ。
つながるべくしてつながった〈縁〉。

この4人の出会いが遥斗、ひいては学園、この世界の〈運命〉を大きく背負うことになる。

のだが、彼らはまだ知らない。

★★★★★

とある場所――

「まだ、見つからないのか?」
「…ええ。」
「…しかし、何か手がかりがあるんだろう?」
「おわかりで?それは困った。」
「…遊ぶのはかまわんが、早くしろ。時間は少ない。」
「承知しました。あともう少しですよ…」
そうして1人は去っていった。
残った1人は静かにつぶやく。
「今、君は幸せなのかな…早く会いたいよ…」

「―――…遥斗。」



物語は、始まったばかりであった――――。

  • 2014.08.18 Monday
  • 01:45

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